低用量ピル~体温37度は大丈夫だが激しい頭痛には注意

低用量ピルは、経口避妊薬として有名ですが、その他にも子宮内膜症や生理痛の軽減などにも用いられます。生理痛は、生理中に増殖する子宮内膜に含まれるプロスタグランジンというホルモンが、過剰に分泌されることで痛みを引き起こします。低用量ピルは、プロスタグランジンの増殖を抑制する効果があり、生理痛が緩和されるのです。またPMSの症状に対しても効果があり、生理前の頭痛やイライラ感、むくみ、ニキビなどの改善にも効果があるとされています。しかし、そのような効果がありますが、副作用もあります。低用量ピルは女性ホルモンバランスが変化するため、脳が妊娠したと勘違いし、つわりのような症状が出る方もいます。エストロゲンには、体温を上げる作用もあり、体温37度程度といつもより少し高くなることもあります。特に、初めて低用量ピルを内服した方に多いです。妊娠すると妊婦の体温は普段より上がるのも同様の作用となります。体温37度程度でも服用すること自体に問題はないのですが、心配な場合は医師に相談してから内服するようにしましょう。ホルモン剤の影響だと思っていたら、風邪をひいていたということもありえますので、体調がいつもと違うと思うようでしたら受診したほうがよいでしょう。また、他にも副作用として、頭痛、吐き気、乳房のはりや体重の増加などが起こることもありますが、体温37度程度の微熱に比べると比較的短期で治まる場合が多いです。この頭痛の出現率は3~15%程度となっています。ただし、非常に激しい頭痛の場合は、血栓症の可能性があるので、痛み止めを内服してもおさまらないようであれば、病院に早めに受診したほうがよいでしょう。低用量ピルを内服する際には、効果と副作用をきちんと理解しておくことが大切です。