低用量ピル服用中の喫煙による血栓のリスク

低用量ピルは、一般的に毎日欠かさずに飲み続けることで避妊効果を得る避妊薬ではありますが、体に様々な良い作用を与えてくれます。たとえば、PMSや重い生理痛、子宮内膜症や月経困難症などの緩和などに有効だとされています。
また、加齢による更年期障害や骨粗鬆症の軽減、子宮体がんや卵巣がんにかかるリスクの軽減などにも効果があるとされ、避妊目的でなく女性特有の体の不調を改善するために低用量ピルを定期的に服用している人もいるようです。

ただ、低用量ピルを服用したいと思っている人で、タバコの喫煙習慣がある人は、禁煙するか低用量ピルを服用しないことにするか選択を迫られる可能性があります。

低用量ピルは、女性ホルモンの合成剤であり、体に大量に入ってくることで女性特有の体の不調を改善するのですが、副作用が出る場合もあります。

その中で、低用量ピルを服用することで血液の粘度が上がって血栓症になるリスクが高まる副作用があるのです。
それは、喫煙習慣がない人であれば、あまり恐れることはないのですが喫煙習慣のある人は血栓症が発生するリスクが上がります。

なぜなら、タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があるために、血栓ができたところに血管がさらに収縮することで詰まりやすくなるからです。特に、35歳以上で一日15本以上吸う人は、高齢によって血流が悪くなることと、タバコの喫煙による血管収縮のためにさらに血栓症になるリスクがアップします。

また、PMSにもタバコは良くないとされていますので、体の不調を改善するために低用量ピルを服用したいのであれば、まずは喫煙することから始めるようにしましょう。

いきなり辞めるのには抵抗があるのであれば、一日の本数を少しずつ減らすことから始めてみてはいかがでしょうか。

低用量ピルを服用する際の注意点

避妊のためだけではなく、生理不順などで低用量ピルを服用する女性が増えています。服用するときには注意点がありますので、服用する前に必ず頭に入れておいてください。

大きく分けて2種類あります。21錠タイプと28錠タイプです。あまり薬を飲みたくないのであれば、21錠タイプのほうが良いでしょう。21錠タイプは21日間服用した後に7日間休薬します。28錠タイプの場合は21日間低用量ピルを服用した後にプラセボと言われる偽薬を服用します。どちらも毎日服用し続けなくてはならないので、忘れずに飲み続けてください。

最も注意すべき点は、もしも飲み忘れてしまったときの対応です。1日分を飲み忘れたことに気が付いた場合は、気が付いたときに飲み忘れた分を服用してください。そして、その日の分の薬も服用します。ただし、2日間飲み忘れてしまった場合は対応が変わります。2日間もしくはそれ以上飲み忘れた場合は服用を中止してください。そして、次の月経が来てから新しいパッケージで飲み続けるようにしましょう。

このように、低用量ピルは飲み忘れた場合の対応に違いが出てきます。より飲み忘れを防ぎたいということであれば、28錠タイプのほうが毎日飲み続けることになるので忘れにくいかもしれません。21錠タイプの場合は休薬期間が7日間あるために、忘れやすいのです。

いつ飲むか、時間を決めておくことで飲み忘れを防ぐことができます。朝食後であったり、夜寝る前であったり、自分にとって最も飲み忘れにくい時間に飲むようにしましょう。低用量ピルは、間違えないで服用することが最も重要なことです。誤った服用をしてしまうとあまり効果が得られないので気をつけてください。

低用量ピルを飲み忘れてしまった場合は?

低用量ピルとは、女性ホルモンが含まれており、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが脳下垂体に働きかけ、卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑える薬です。

女性ホルモンが働きかけることによって、排卵を制御して子宮内膜を変化させて受精卵を着床させにくくし、子宮頚管の粘液の変化をさせて精子を子宮に入りにくくすることによって避妊することができます。
避妊だけではなく月経周期が整ったり、生理痛が軽くなる、肌荒れなどが改善されるなどの効果があります。

低用量ピルは24時間以内に毎日飲むことによって効果を得ることができるようになります。
しかし、うっかり飲み忘れてしまったと言う場合も考えられます。そんなときには基本的に前に飲んだ時から24時間以内であれば飲み、次の錠剤を定時に飲んでも問題はないとされています。
遅れた分と定時の分が短くても害はないのです。また、定時に前日飲み忘れたことに気がついた場合には忘れた分と今日の分2錠を一緒に飲むと良いとされています。

2錠ほどなら問題はありませんが、低用量ピルを2錠以上忘れた場合には、何日飲み忘れたのかによって適切な対応は異なってきます。

また、飲んでいる人が最も必要とする効果が優先される対応によっても異なります。無難な対応としては、いったん中止し、次の生理の時まで待つと良いとされています。その場合には、別の避妊方法を併用するか性行為を控える必要があります。

このような飲み忘れをしないためには、携帯電話などで同じ時間にアラームが鳴るように設定しておき、アラームが鳴ったら服用する、洗面所に置いて歯磨きのときに飲んだり、化粧ポーチの中に入れておき化粧直しのときに思い出せるようにする、枕元に置いて就寝前に飲むなどの対処を行うことをおすすめします。
■通販でピルが買える
アフターピル